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神戸元町商店街の衰退

2014年11月29日  

雨でしたね。
これで紅葉した葉もだいぶ落ちたでしょう。
今日は公園などの地面がきれいでしょうね。


さて、
神戸マラソンのときに
緩和ケア薬剤師は神戸元町の商店街を歩いてきました。
広島市でいえば、本通り商店街に相当します。
ユーハイムや神戸風月堂の本店があったりして
おしゃれな商店街、というところ。

数年前(4年前?)にも歩いていますが、その時にくらべ
シャッター通りになっています。
閉店セールをやっている店もかなり多かったので
シャッター通りはますます悪化していくのだと思われました。
そして
服やカバンなどを売っていた店の跡は
マッサージ店になっていたりします。
また、
以前は、コンビニは商店街の中には作らない
という内規があると聞いたような気がしますが、
今回は商店街の中にコンビニもありました。

客がはいっているのはコンビニだけで
他の店には客の姿はほとんど見かけません。
みなさんが神戸マラソンの応援にでかけていただけ、
ならば いいのですが。

路面も補修されておらずガタガタでした。
数年前にくらべ
見る影もないほどの衰退です。

神戸の有名な商店街でも、この状態です。
広島の商店街も、同じようになっていく可能性は
じゅうぶんあると思いました。
昨日の中国新聞にも、たかの橋商店街などの経費削減についての
記事が掲載されておりました。

さびれていく商店街をどうすればいいのか、
答えはすぐにはわかりません。
もしかしたら商店街の存在意義は、もうなくなった時代なのかもしれません。
商店としてだけ考えるのではなく
実際にその場に住んでいる人を増やせばいいのではないか、
とも思いましたが
どうでしょうか。
商店街に沿ってマンションを建て、
その1階2階は商店として営業していく。
商店街だと地価が高いでしょうから、そういう構想も無理なんでしょうかね。


マラソンついでに
AKBマラソン部の新体制が発足し
瀬古さんが監督になる、とか。
全国女子駅伝に出たい、とか抱負を話されたそうです。
子どもの頃からダンス習ったりしてきた人もいるでしょうから
運動能力の高いメンバーもいるでしょうね。
11月30日の富士山マラソン(フルマラソン)に
出場するメンバーもいるそうです。
調べてみてなかったですが、1万5000人の大会です。
マラソンブームですねえ。
AKBマラソン部をDeNA瀬古氏ら支援
日刊スポーツ 11月28日(金)19時26分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141128-00000077-nksports-ent


ハーベストファームのアップルパイ

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★インフルエンザ情報
全国的に患者増加し、来週には流行入り宣言が出そうです。
例年より3週間早い状況です。

働く能力の回復

2014年11月28日  

朝は寒いですね、吐く息が白いです。
昨日昼間の往診は、いい天気・いい気温だったのですけど。
公園など、落ち葉の色がいろいろ。きれいです。

さて、
11月25日(火)は
広島市医師会 産業医研修会に出席してきました。
足が痛いので、運動するはずもなく、
座学に時間を回すのに何のちゅうちょもありませんから。

講演2
慶應義塾大学ストレス研究センターが考える「これからのメンタルヘルス対策」
~「働く能力」の回復を目指した支援~
講師:慶應義塾大学 白波瀬丈一郎 先生
要点
(私なりの解釈に言葉は変更しています)
メンタル不調の人が休職し、その後復職しようという段階では
現場はいろいろな悩み・問題に直面します。
復帰してうまくいかないと、すぐ目標の下方修正をおこなうことも多いです。
しかし
例としてプロスポーツ選手のケガのあとのリハビリ・復帰のような考え方をすればいいのではないか。
ケガすれば、まず休みます。
手術したり、ギブスをつけたりする時期です。
そのあと、リハビリ期間がきます。
次には、ある程度負荷をかけながらの自主練習をおこない、
その次には紅白戦・練習試合など実戦形式の練習となります。
そして一軍復帰(職場復帰)となるわけです。
こうした流れを
期間を区切りながら本人と合意の上で
「あらかじめ」決めていきます。
実戦形式(お試し出社)などは、本人にはそれなりにストレスがかかります。
でも、そのストレスで本人は成長していく。
そして、そのストレスを乗り越えることが出来なければ
第一線で活躍することなど 出来ないのです。
そこをチームとして支援していく。
この方法を導入してから
会社に勤務し続けることの出来る人の率は20%程度アップしているそうです。

言われてみればもっともなことですが
そのような考え方・指導方法というのは
メンタル不調についてははじめて見ました。
働いてお金を稼ぐ、という意味では
プロ野球やプロサッカー選手と会社員は
なにも変わりはないですものね。



広島駅ナカ ハースブラウン
もみじあんぱん と サンドイッチ

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★インフルエンザ情報
27日、東京都が流行入りを宣言しました。
11月の流行入りは7年ぶりだそうです。
今年は流行のはじまりが早いです、
ワクチンをお考えの方は早めに受けましょう。

広島県おたふくかぜ注意報発令

2014年11月27日  

今朝は階段昇降でも足の痛みはないです。
ようやく、ひと段落しそうです。
フルマラソンというのは体への負担が多いスポーツなんだ
ということを実感します。
よーく準備をして大会に臨みましょう!


さて、
感染症の話題を2つ。

広島県内におたふくかぜ注意報 庄原、三次で基準値超える
山陽新聞デジタル 2014年11月21日
http://www.sanyonews.jp/article/98264/1/?rct=bingo
広島県は20日、県内全域に流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)注意報を発令した。
本年度の発令は7、8月以来2回目。
***

何らかの理由でワクチン接種を受けてこなかった人は
早めにワクチンを受けましょう。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、成人でも感染することがあり
睾丸炎など引き起こす可能性もあります。
そういう意味では、成人の感染のほうが やっかいだ とも言えます。
けっして「こどもの病気」ではない、
ということをご理解ください。



インフルエンザですが、
先週は三原市で
今週は広島市南区で
インフルエンザ学級閉鎖が出ています。
例年より流行は早いと思われます。
手洗い、咳エチケット、よろしくお願いいたします。


新幹線に乗る前のエキナカで購入

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★インフルエンザ情報
埼玉県が流行入りと26日発表しました。
例年より約2週間早いです。

みかんと外国からの観光客誘致

2014年11月26日  

昨日は足が痛くて、とくに階段で苦労しておりましたが
今朝はだいぶ改善しています。
エレベータのない所への往診は、しんどいですねえ。
足腰の痛い高齢者の方の生活は
大変だなー、と実感しています。

ところで
神戸マラソンで気がついたこと。
神戸市内の某ホテルで、
みかんの袋を持った外人さんが非常に多かったのです。
温州みかんで、
お国はわかりませんが、
中国系だと思われました。
全員が、みかんの袋を手にさげていたのです。


みかんの海外での評価や輸出について調べてみたのですが
2011年のJETROレポートで
シンガポールへの輸出が堅調、とされています。
日本産みかんの売上げが堅調 ‐ 味と外見でローカル消費者を魅了
http://www.jetro.go.jp/world/asia/sg/foods/trends/1102002.html

もう少し総合的なサイトを探してみましたが
果物ナビ
というのがあり、
そこの 温州みかん の項目はかなり詳しいです。
http://www.kudamononavi.com/zukan/mikan.htm

日本国内の生産高をみると
広島県は上位7県には はいっていません。
江田島には みかんマラソンもあるし
大長みかんもブランドだし
尾道勤務時代には 毎年みかん狩りに行っていましたから
広島県は5位くらいに位置しているのかと思っていました。

輸出の状況も出ています。
カナダが圧倒的に多く、
2位以下は香港、台湾、シンガポールと続きます。


どうして香港、台湾、シンガポールで温州みかんの人気があるのか、
ということは
果物ナビではわかりませんで、
さきのJETROレポートを見ることになります。

中国産みかん、というのもあるのですが
(中国本土が世界最大のみかん産地)、
色や形が悪い、味にもばらつきがある。
そして何より「食の安全」に不安がある。
ということで
香港、台湾、シンガポールでは富裕層を中心に日本産の温州みかんに人気が出ている、
という分析になっているようです。

神戸のホテルで見かけた
袋にいっぱいみかんを持った外人さんというのは
香港、台湾、シンガポールからの旅行者だったのかもしれませんね。

江田島には みかんマラソンや ミカン狩りがあります。
香港、台湾、シンガポールからの富裕層旅行者を
みかんをキーワードに広島に誘致するというのも いいかもしれません。
誰か考えてみてください。


神戸空港からの夜景
六甲山から見下ろす神戸の夜景が有名ですが
空港からの夜景もきれいです。

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

神戸マラソンと沿道の声援

2014年11月25日  

本日は雨ですね。
土日祝はいい天気でよかったです。
七五三の人もたくさん見ましたね。

さて、
いつか広島でフルマラソン大会が開催される時には
運営を支える側に回りたい、と
考えています。
今年の広島平和マラソンには
メディカルランナーとして参加し
先日、メディカルランナーへのアンケートがきたので
いくつか提案をさせていただいたところです。


フルマラソンには「30kmの壁」というのがあるとされており
練習不足のランナーは30kmで足が動かなくなります。
スタミナ切れというか電池切れというか。
私も30kmでピタリと足が動かなくなってしまい、
35kmからの橋の上り坂では完全に歩いてしまいました。
1kmごとのラップタイムで振り返ると
スタートライン通過まで約8分、
(8つのグループ分けのうち、6番目スタートです)、
2万人規模の大会での 8分 というのは抜群のすばらしさです。
大阪マラソンでは、号砲からスタートライン通過まで26分かかりましたから。
それを入れても
30kmまではほぼ6分台で走れており
(7分以上のラップは3区間のみ)
30km通過タイムは3時間31分でした。
このままのペースでいけば
40kmで4時間40分、
5時間切りも十分に視野に入る走りでした。
しかし、そこから足が止まり
31kmまでの1kmはいきなり9分29秒。
練習したかどうか、は 本当に正直ですね。
30kmの壁に、見事に跳ね返されてしまいました。
ふくらはぎが攣りそうな感じは乗り越えられましたが
両ひざ上側の筋肉痛はこたえました。
膝を支える筋肉を、もっと鍛えなければ、と思いました。


広島県内で開催される初の本格的フルマラソン、
「呉とびしまマラソン」に参加される方もおられるでしょう。
ここも最後の橋の上り坂が非常にきついはずです。
一度は20km走、30km走をやっておかれたほうがいいと思います。
呉とびしまマラソンは
まだ参加申込可能だそうです(11月20日現在)。
ホームページを御覧ください。
http://jtbsports.jp/contents/kuretobishima-marathon/


神戸マラソンで、感心したこと。
沿道に大勢の声援、これは素晴らしいです。
なにしろ2万人のランナーに対し沿道で61万人以上が声援したそうですから
(人数は神戸新聞の発表による)。
沿道でランナーへのアメやチョコレートの差し入れの方も多かったですが、
この部分については青梅マラソンや下関海響マラソンのほうが上。
神戸マラソンはまだ4回目ですので、経験の差という部分なのでしょう。
コールドスプレーや鎮痛剤スプレーを提供してくれる応援者が多かったのが
神戸マラソンの特徴だと思います。
何十人もおられました。
足が痛い、膝が痛い、足がつりそうだ、
というランナーにとって
本当にありがたい支援です。
ちなみに大阪マラソンでは、スプレーを提供してくれた応援者は1名のみ、
熊本城マラソンでも10名程度でした。
ほかにも
トイレごとに、次のトイレまでの距離も表示してありました。
どこでトイレに行く決断をするか、大いに参考になる表示です。
神戸マラソンはランナー目線が行き届いておりました。
広島でフルマラソンを開催する時には
見習うべき点がとてもたくさんありました。

呉とびしまマラソンでも
多くの人に沿道で応援していただきたいと思います。
声援は、力になるんですよ。


写真は、折り返し地点前
明石海峡大橋をこんなに近くで見たのははじめてです。
ぜひもう一度走ってみたい、と思う神戸マラソンでした。

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

避難所の備品

2014年11月24日  

長野地震で体育館に避難されている方の画像をみました。
木の床の上に毛布か布団を敷いて寝ておられます。
これでは体が痛くなってしまいますし
下からの寒気が防げず
昼間でもずっと布団に寝たままになるしかないと思われます。
これでは高齢者はすぐ動けなくなってしまいます。

解決する方法は2つ、すぐに思い浮かびます。
1つは
銀ロールマットを備蓄しておくこと。
キャンプする人にとって、銀ロールマットは必要な物品です。
クッション性が良く、寒気も遮断します。
体が痛いとか、寒いということは かなり改善できると思います。
キャンプ場では、
夏であれば銀ロールマットの上に毛布の掛け敷きがあればいいですし、
春秋ならば毛布でなくシュラフ(寝袋)があれば
快適に眠ることが出来ます。
体育館でも同様だと思います。
2つめは
段ボールベッドです。
これも寒気を遮断できますし、
ベッドだと高さがあるので高齢者の起き上がり動作は楽になります。
昼間からずっと寝ている、ということは減るでしょう。
こうした物品は腐るものではありませんので
1つの避難所(体育館)あたり40とか50とか
備蓄しておくことは可能ではないかと思うのですけども。



さて、
昨日は神戸マラソンに出場してきました。
「震災20年目の感謝と友情」 がテーマでした。
私は当時、広島市から派遣(政令市同士の協定)で
医療チームの一員として現地入りしておりました。
主な任務は避難所の方々の健康管理でした。
交代制での担当だったので、時間の空きのある時には神戸市内を歩き、
三宮のそごうビルが壊れていたのも見ていますし
傾いてしまったビル、
東灘区の住宅がつぶれてしまったままになっているのも見ました。
そのあたりの記憶をたどりながら
もう20年になるのか、と感慨深く走りました。


広島に帰ってきて
ニュースで長野地震の避難所の姿をみて
阪神淡路震災から20年たっても避難所の生活に大きな改善がみられないのは
どうにかしなければいけないのではないか、と思いました。


神戸マラソンの記録のほうは 5時間21分。
11月には講師のしごとが2回あり、
講演準備のために走る練習をする時間がほとんどなく、
20km走や30km走はおこなえないままの本番でした。
自己ベスト記録は5時間18分なので
これが今の自分にできるベストでしょう。

神戸マラソンでは
2万人の参加者ひとりひとりに地元小学生2万人が
メッセージカードを書いてくれました。
うれしいですね。
こういうの、いいなあ。
小学校5年生というと10歳11歳でしょうか。
保護者やお年寄りたちから
震災の話をたくさん聞いているでしょうかね。
高倉台小学校の大西一輝くん、
応援カードありがとう。
最後の坂は歩いたけど、がんばって走りましたよ!
神戸のことも、いつも気にかけていますよ!

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

高齢者にも生きがいは必要

2014年11月23日  

吉島公園のいちょうは、きれいな黄色になっています。
今週が最後のみごろでしょうね。

さて、
先週の 福山地区 在宅医療人材育成研修会の
グループワーク。
「高齢一人暮らしになっても、住み慣れた場所で暮らし続けるためには
どんなものがあったらいいと思いますか?」
という課題に取り組んでもらいました。
その中で出た意見です。
高齢者になってもお金を稼ぐ仕組みが欲しい、
とか、
高齢者になっても同じ趣味の人などで交流をしたい、
とか。
実際に、四国で高齢者が木の葉や花などを
摘んできて出荷するのがよい商売になっていたりします。

要するに、
お金が心配・年金が少ないというのはあるとしても
それとは別に
社会とつながっていたい、
社会に貢献したい、
他人の役に立ちたい、
という人間の根源的な欲求があるのだと思います。

そう考えてみると
高齢者を、条件を考えないでデイサービスや施設に入れてしまう、
というのは疑問だ、ということがわかります。
多少 能力は落ち、認知症も出てきているでしょうが
人は一人ひとり違うものです。
同じプログラムで全員が満足できるはずがありません。
チーチーパッパなど出来るか!
と怒って 二度と行こうとしない方も珍しくありません。

レベルのそろった方を集めて
社会とのつながり・社会貢献を実感できるプログラムを
組んでいけるデイサービス事業所が求められていると思います。
高齢者を1か所に集めて時間だけ過ぎていく、
「宅老所」の発想は
もう時代遅れになってきています。


同様に
有料老人ホームや、サービス付き高齢者住宅でも
適切なプログラムがあるかどうか、の視点が必要です。
「高齢一人暮らしで自宅にいると心配だ」、と
子供さんが親を施設に入れることが多いわけですが、
入所した施設で高齢者はさみしく孤立しています。
やることもなく、友達もなく、
話するといっても相手は職員と日常ルーチンの会話のみ。
自宅にそのまま住んでいれば
そうじ や 洗濯、庭の手入れや
近隣の方や古い友人との交流があり、
することがなくてさみしい、なんてセリフは出てこなかったことでしょう。

施設に入れる、ということは
親の気持ちを考えた選択とは言えない場合も多いのです。
実際には少しも親孝行になっていませんね。

どうぞ自分の素直な気持ちを
子供さんたちに伝えてください。
死ぬまでここにいる! 施設には行かない!
で いいじゃないですか。
在宅チームは、その希望を最後まで支えますよ。


グラスの神戸ワインっていうのがありました
手軽でいいかも

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

フグ食中毒

2014年11月22日  

中区、今朝はかなり霞んでいます。
PM2.5予測では 午前は「少ない」なんですけどね。
午後から明日は「やや多い」予測です。
屋外に出られる場合には用心しましょう。


さて、
昨日の中国新聞に、食中毒の記事が2本ありました。
1つは
料理店で、カンピロバクターによる食中毒。
原因は鳥刺し・鳥タタキが考えられているようです。
鳥は生で食べてはダメですよ。
これから居酒屋での忘年会もあるでしょう、
生肉は食べないよう気をつけましょう。

もう1つは
フグによる食中毒。
広島湾でとれたフグを
自分で調理して中毒になったそうです。
いまだにフグを自分で調理して食べようという人がいるのが
驚きです。

フグ中毒の人を発見した場合。
フグ中毒は、筋肉のマヒをきたしますが
倒れていても意識は正常です。
救急車の手配などしながら、
「こいつバッカじゃのう」
などと話していれば
それは全部本人に聞こえていますし、覚えています。
退院した後の人間関係に影響します。
「大丈夫だからね、がんばってね、
ついててあげるから安心してね。」と
やさしく声をかけてあげてください。
あとでとても感謝されること請け合いです。


福山みやげ
鯛せんべい

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★新型インフルエンザ情報
千葉や宮城で鳥インフルエンザが検出されているようです。
続報に注意しておきましょう。

住むべきでない所

2014年11月21日  

カープ菊池選手が
また守備で素晴らしいプレーを見せたそうですね。
日本中の野球ファンが注目したことでしょう。
日本を代表するスター選手に成長してほしいですね!


タカタのエアバッグ問題ですが、
当方の車はホンダなので
この問題どうなっていくのか注視しています。
現時点で私の車に関係する話なのかどうか、よくわからないのです。
昨日、往診車両もスタッドレスタイヤに履き替えました。
ますます安全運転しなければいけません。
事故しないように用心しなくては。

火山については
蔵王で火山性微動が何度も観測されたそうです。
噴火しそうな感じですね。
ロープウェイやスキー場、温泉・旅館なども含め
「このエリアで観光業をおこなうことが安全なのか、
妥当なのか」

再検討されるべき段階だろうと思います。

日本には山岳地帯が多く、
火山もたくさんあります。
住むべきところと
住むべきでない所があります。
住むべきでない所がある、というのは
広島県内であっても同じことです。

ここに住み続けたい、とか
ここで商売を続けたい、とか
思われる方もおられるでしょうが、
危険な場所に住む自由、
危険な場所で商売する自由 は あるのか?
という話です。


福山みやげ
因島はっさくマーマレード

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★インフルエンザ情報
岩手県、大分県、愛媛県で学級閉鎖が出ています。
愛媛県は地区により流行入りのレベルを超えました。
当方は、昨日 高齢者施設で最後に残っていた1名の
インフルエンザワクチンを接種おわりました。
全員、完了です。

モルヒネ注射についての違和感2

2014年11月20日  

小選挙区制度ですから
野党がバラバラで小党乱立していれば
与党は圧勝することが出来ます。
だから今解散、ということになります。
これに対抗するには
共産党も含め「反自民党」を作って
各地で1対1の戦いを挑めばよいわけです。
で、
選挙が終わってから
また小党に分かれて行けばよろしい。
比例区の人数振り分けは、各党の得票割合で決めて行けばよい。
誰かがこの「まとめ役」をすれば可能となる戦略なのですが
人材がおりませんかね。
こうした状況をまとめることが出来るのは坂本竜馬と認識しております。
現代に竜馬はいないのか・・・。



さて、
モルヒネ持続注射についての違和感その2です。

月曜日に
NHK プロフェッショナル仕事の流儀 で
在宅ホスピス医が出演されておりました。
で、
口から食事や薬の飲みこみが悪くなると
ほぼ全員に持続モルヒネ注射の登場です。

ものすごく違和感があります。
口から飲めなくなっても
薬の投与経路は注射の他にもまだあります。
貼り薬と、座薬です。
(舌下錠や口腔内錠もありますが、例外的な位置づけです)。

末期の人の鎮痛薬使用の原則は
できるだけ簡潔な方法をとること、です。
持続注射では、患者さんが自由に体の向きを変えることが難しくなったり、
チューブが気になってしまいます。
ですから
原則は 「貼り薬への変更」だと私は思います。

どうして、そんなにすぐ、ほぼ全患者を
持続注射に切り替えてしまうのか。
ここが、ものすごく大きな違和感を感じた部分です。

医療用麻薬の「貼り薬」は、この数年で非常に進歩してきた薬です。
今回出演されていた先生は
もう20年以上も在宅ホスピス医をされています。
ということは
大変失礼な仮説になるかもしれませんが
「先生の知識が古いのではないか?」
ということに思い至るわけです。

よい内服薬、よい貼り薬のない時代に
大変な御苦労をされて
癌緩和ケアに取り組んでこられた。
その主たる治療手段はモルヒネ持続注射であったことでしょう。
数々の成功体験も積み重ねてこられたに相違ありません。
すばらしいことで、頭が下がります。
数々のコツも体得されておられることでしょう。

しかし
今の時代において
「内服が難しくなったから注射に変更」
というのは
時代遅れのような気がしています。
当方は、
緩和ケア病棟の研修を、聖路加国際病院緩和ケア病棟で受けました。
そこでは、貼り薬の使用方法について
非常に細かく量の調整をする、独自の方法に取り組まれていました。
貼り薬の欠点として
量の微妙な調整が難しい、
という点はありますが
工夫次第で微妙な量の調整も出来る、ということを学びました。
ですから
私どもが在宅で担当している患者さんについては
内服が困難になれば貼り薬に切り替えることは多いですが、
モルヒネ持続注射に切り替える必要性は感じたことがありません。
私と同様に、
在宅ではモルヒネ注射することは ほぼない、
と言われる在宅緩和ケア医もおります。
我々のように在宅ではモルヒネ注射は必要ない、
と考えている人間にとって
次々とモルヒネ持続注射をおこなっている場面を見ると
「どこか違わないか?」
と思ってしまうのです。

さらにもう1点。
番組内でモルヒネの持続皮下注に切り替えられた患者さん数名は
皆その数時間後ないし翌日に息を引き取られていました。
意識が落ちてきた段階では
痛みを感じることも少なくなってきています。
これまでと同じモルヒネ量は、必要なくなるのです。
モルヒネそのものが最後は不要になる方もあります。
最期は、何もしなくても苦しくないのです。
その最後の段階で
モルヒネ注射で持続使用している、というのも 
簡単には同意しがたい話なのです。


昨日の安佐市民病院のモルヒネ注射の件。
大きな病院では、モルヒネ持続注射に切り替えるのが好きな医師がおります。
その方法が、医師として管理が楽なんです。
モルヒネ必要量の換算だけして指示を出しておけば
臨時使用が必要な時には患者さんが自分で「臨時増量」ボタンを押しますから。
貼り薬のことなんか、ちっとも学ばなくても
持続注射の指示さえ出しておけば 痛みの管理はうまくいく。
なかには、その持続注射のままで退院させようとする医師もいます。
でも
持続注射だと
患者は管につながれたままになり
寝返りするにも不自由な状況を強いられます。
そんな「不自由な状況」で退院させられても
患者さんも御家族も困るんですよね。
自由になりたくて退院したいわけですから。

在宅ではモルヒネ持続注射は必要ない、
貼り薬でやれる!
ということを知ってくだされば
そのようなことは減ると思います。

注射の全てを否定しているわけではなくて
痛みのコントロールがどうしても難しい場合には
当然必要な治療選択となります。


ま、
患者さんの苦痛をしっかり取ってあげることが出来るならば
方法は何でもいいわけなんですけれど。
飲み薬から切り替える時に
私たちのように貼り薬に切り替えることが多い派と
持続注射に切り替えることが多い派もいる、
ということなんでしょう。
患者さんにとって、どちらが楽にすごせるのか、
という視点で考えて行きたいと思います。


福山みやげ
広島和牛入り肉みそ

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★インフルエンザ情報
11月10日-16日の定点観測患者数が発表されました。
これによると、先週とそう増えておりません。
ここで増加曲線になるようだと例年より1か月早い流行開始、が
予測されるところでした。
長崎県では流行入りの目安を超えました。
手洗い、咳エチケット、よろしくお願いいたします。

082-241-6836(代表)

和平会・診療についてのお問い合わせはこちら
平日午後(診療時間内14:30~18:00)