カープ優勝パレード、録画しておりませんでした。
再放送とか総集編とか、ありませんかねー。
毎月 最終日曜日は心に残る出会いです。
Tさんは72歳。
2年前に間質性肺炎と診断されていました。
間質性肺炎は、肺の機能のうち、ガス交換とくに酸素の取り込みが障害されます。
ちょっと動いただけで低酸素となり、息苦しくなります。
それだけではなく
体に酸素を送るために心臓が懸命に働きますので、心臓に負担がかかります。
心臓が限界にくれば急死、突然死となることが想定される疾患です。
徐々に衰弱、最後は急死、というパターンが多いです。
Tさんは、これまで、気管支炎や肺炎で何度か入院をしてきました。
あるとき、家で倒れて、基幹病院に入院し
間質性肺炎が急速に悪化している状態と判明しました。
新薬での治療も受けましたが、副作用のため継続できません。
近所の病院に転院となり、
そのまま一生 退院できないものと覚悟をされていました。
呼吸器内科の専門医で往診・訪問診療に対応してくれるクリニックがあることを聞いて
Tさんは自宅に帰ることを決断しました。
自宅のお風呂にはいりたい、自宅の食卓テーブルで食事がしたい、それで急変しても もうそれは仕方が無い、と。
自分ですべてを決定し手配し、
退院日まで決まった段階で 当院に訪問診療の依頼がありました。
これまでは在宅酸素の機器を 酸素3リットル機だったものを5リットル機に変更しての退院です。
Tさんは、ほんの少し動いただけで酸素は非常に低下しました。
お風呂にはいるには5リットル機でも不足で、さらに7リットル機に変更です。
今後苦しくなったら、どうしますか?
→もう病院には絶対に行かない。家がいい。最期もここで。急変してもそれは仕方がない。
医師が尋ね、看護師が尋ね、ケアマネージャが尋ね。
奥さんや娘さんが話をしてみて。
誰がいつ聞いてもTさんの答えは同じでした。
本人がそれだけ自宅を希望されるのだから、と御家族も納得されていました。
Tさんのために、御家族は空気清浄機能つきの羽根のない扇風機を用意されたりしておられました。
ある日、食事のあと食卓テーブルからベッドに帰るまでの間に倒れてしまい。
呼吸がおかしい、と連絡がはいりました。
当方も訪問看護もすぐに駆けつけましたが、そのまま御自宅で亡くなられました。
Tさん、自宅のお風呂で何度も入浴できて、よかったですね。
御自宅のお風呂は気持ち良かったことでしょうね。
偽レブの会
緩和ケア薬剤師は全部ハズレだったそうで。
カープさとちゃん、これ、欲しかったなあ、って。
薬剤師にとっては 格別な逸品らしいです。

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