この日曜・月曜(祝)は寒かったですね。
広島市中区でも雪が舞っていました。
そのなかで、こんなニュースが。
宮島で山登りの女性が遭難か
NHK NewsWEB12月24日 21時51分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121224/t10014401291000.html
23日、広島県廿日市市の宮島にある山に登っていた31歳の女性から「道が分からなくなった」と救助を求める通報があり、警察や消防が、24日、女性の行方を捜しましたが見つからず、25日朝から捜索を再開することにしています。
***
じつはもう無事に家に帰ってました、
警察消防に無事を連絡するのを忘れてました、
という結末であることを願います。
弥山は低い山とはいえ、山は山です。
廿日市市内や広島市内で雪が降っていない時でも
山頂近くでは降雪があることはよくあります。
どちらかといえば海岸沿いの瀬戸内海気候というよりは
山口県東部あるいは廿日市の奥の方(佐伯町)の
山あいに近い気候と考えた方がいいです。
山頂部分は風も強いです。
弥山は観光客にとっても登ってみたい場所のようで、
かなり遅い時間になっても
まだ山頂付近に滞在していたり、
日没近い時間なのにまだ登ろうとする人もいます。
でも、そこは原生林なんですよ。
日が沈めば、真っ暗になる山なのです。
こうした「軽い気持ちの観光客」は
当然 登山装備はしておりませんし、
懐中電灯など夜間装備も持っていません。
私は、宮島弥山倶楽部という
宮島愛好者の会に入っております。
弥山山頂で星を見る会など企画したりしています。
http://www.st-takao.com/misenclub/misen.htm
そのメンバーで、しばしば弥山に上っている方たちは
観光客に対して
その装備で登山はとうてい無理
(サンダル、ハイヒールで登ろうとする人もいるらしい)、
とか
今から登るのは危険なので止めなさい
(もうすぐ日没になり真っ暗になりますよ)、
というアドバイスをすることも多いとのことです。
迷いやすい場所もあり、
設置されている表示が不正確・不親切な場所もあるようです。
下山で迷いやすい場所・表示がある、などの記事は
宮島弥山倶楽部のホームページにもあります。
「超初心者のための弥山MAP」
というのが発行されていますが、
それは行政や観光協会が作ったものではなく、
大聖院が発行しています。
http://www.st-takao.com/misenclub/misenMAP2010.html
注意事項もあえて細かく書いてあります。
行政や観光協会が作った資料は、登山に必要な時間が不正確だったり
ルート図がわかりにくかったり、
あまり観光客のことを考えている物とは言えないようです。
安全確保のための改善策としては
弥山登山ガイドブックをフェリー発着場所に
大きく掲示し配布すること。
また、簡単に登れる山ではないことを周知徹底することですね。
ロープウェイの最終時刻の周知徹底も必要でしょう。
登山標識を実態にあった物にやりかえること。
わかりにくい分岐点をわかりやすくすることは
最低限必要なことです。
そして
万が一の場合には山頂やロープウェイ駅で
夜をしのげるような装備を設置しておくこと。
水・非常用食糧・毛布・暖房器具・雨具、緊急電話機などを
置いておいて利用できるようにすることです。
避難山小屋としての機能を持たせるわけです。
そして
日没後2時間くらいは
下山道に沿ってライトが点灯するようにすること。
ライトがあれば、2時間あれば足のケガさえしていなければ
下山してくることが可能でしょう。
ケガした場合にそなえ、
下山道の途中に数か所 緊急電話機を置いておく。
それがあれば救助隊がどこに向かえばよいか
確実にわかりますから。
おおみそか~初日の出の時だけは
登山道に広島県がライトを設置するようですが、
その後すぐに撤去してしまうのだそうです。
夜の弥山下山は危険なので
そのライトを常設するようにすればいいと思います。
いずれにせよ
低いとはいえ山は山。
十分な装備が必要だ、ということを
知っておくこと、知らせることが大切だと思います。
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