昨日は雨がやんでくれて、往診・訪問診療は助かりました。
雨だと 気分も体も つらいんですよね。
逆に、暑すぎる天候も 困ります。
熱中症に用心しましょう。
さて、
昨日は 尼崎市 長尾クリニック長尾和宏院長が 当院に来られました。
広島での広島県民文化大学での講演会のあと、立ち寄られたものです。
Dr.和の町医者日記
http://blog.drnagao.com/
広島県民文化大学
https://www.hallo21.co.jp/hiroshima/
当院は 平成24年度 厚生労働省 在宅医療連携拠点事業(モデル事業)に選ばれ、活動しています。
じつはその前年度、平成23年にはモデル事業の前哨戦となる活動を開始しており、
(だからモデル事業に選ばれた、という可能性は高い)、
その年の当院主催の市民公開講演会に 長尾先生を講師にお招きしているのです。
それ以来のお付き合いですので、すでに12年・13年の仲、ということになります。
その当時。
人生の最期の場所は 病院に決まっているじゃないか、という風潮でした。
いや、そんなことない、多くの人は 「住み慣れた我が家、住み慣れた施設で 最期を迎えたいと思っている。」
そして 在宅医療、在宅緩和ケアで それは可能なんだ、
「病院で出来ることは在宅で全部できる」
もっと言えば
「病院には出来ないことが 在宅では出来る」
ということを 私も長尾先生も 訴え続けておりました。
長尾先生は 目立ちますので、
「在宅でそんなこと出来るわけない、ウソつきだ、ヤブ医者だ」という病院関係者からの批判を
一身に受け続けてきたのですね。
私はそのような迫害にあった記憶はありませんが、
でも 私の耳に入っていないだけで、
カゲでは病院関係者などからは 「嘘つき・ヤブ医者」レッテルは貼られていたのかもしれません。
今でこそ、在宅医療・在宅緩和ケアは 当然のように認められているのですが、
クリニックの場所は違えど 私どもと長尾先生は 一緒に戦ってきた「戦友」であるのです。
同い年でもありますし、信頼できる仲間です。
その長尾先生が 65歳定年と言い張って、自分のクリニックから身を引きます。
長尾クリニックという名前すら 変更になります。
ここから後の生活は どうするんだろう? って 下世話な心配をしましたが、
大きなお世話みたいです。
1:ブログなど 継続されるようです。有料メルマガ、有料ニコニコ動画なども あるようです。
2:後進の指導に力を入れるそうです。 大学での講義など、あるそうです。
3:今後は ボランティア活動をおこないたい、とのことでした。
たとえば長尾先生は 平成30年 豪雨災害のときに、広島に 「かき氷部隊」を引き連れてきて下さり、
ボランティアのみなさんに かき氷をふるまっておられます。
4:長尾先生は 日本尊厳死協会の副理事長です。
2026年には日本で「死の権利協会世界連合」大会が開催されます。
その実施にむけて 専従のようになるようです。
2026 年は尊厳死協会創立 50 周年の節目でもあること、欧米諸国とアジアでは、安楽死に対する考え方が全く違うことを共有すること、日本ではなぜ安楽死が認められないのか、台湾や韓国の代表により自国の安楽死の考え方や法制度について報告してもらう等を目的に、日本大会開催の準備委員会設立が承認されました。
***
私は 今年6月に 日本尊厳死協会の中国地方支部長になりました。
これからも一緒に活動しましょう、ということを 再確認いたしました。
あ、
長尾先生とのツーショット写真がないです、 ブロガー失格ですね。
ちなみに
65歳定年制、というのだけは 考え方が違います。
当院は 「定年制のない企業」として 活動しています。
何歳になっても働ける社会、を まずは自分で作っていく、社会に示していく、ということです。
実際に、後期高齢者も 当院では働いていただいておりますよ。
何歳になっても 本人が希望すれば働いて、社会に貢献して(社会とつながって)、そして 給料ももらう。
何歳になっても 生きがい、働き甲斐を失わない社会。
そういう社会を実現したいと思っています。
6月17日(土)のマツダスタジアム画像。
苺氷
選手プロデュースメニューは 高額です。
ふつうに売っているメニューのほうが 当然 安いです。
というわけで 苺氷、ものすごい行列だったそうで。どこが最後尾か わからないくらい。
緩和ケア薬剤師が苺氷に並びに行って。
そのあと、私がコンコースを1周し、さらに半周して選手プロデュースメニューを買ってきて
食べ終わる頃に 苺氷を手にして帰ってきました。
何十分という行列時間です。
それでも 暑いのだから 氷を食べるしかない。
今後マツダスタジアムに行かれる方は こころして 行ってください。
なお、
行列に並んでいる小学生が 吐いたそうです。
親とは一緒に来ていない。
おそらくは ジュニアカープ会員で 一人で来たのでしょう。
球団職員が対応していたそうです。
ギリギリの時間について、2階席の日陰席が空いてなければ(実際、日陰は空いていません)
日の当たる席に座っていたのかもしれないですね。
クソ暑い状況で 日の当たる席に何時間もいれば 熱中症になります、拷問です。
吐く、というのは 危険な兆候です。
大事にいたってなければ いいですけど。
みなさん、日陰に逃げましょう。自分の身は 自分で守りましょう。
おとなしく 「日の当たる席」に じっと座り続ける、というのは やめましょう。
来年からは、6月にデイゲームというのは もうやめたほうがよいでしょう。
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【業務連絡】医師募集
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森鴎外の孫、小堀鷗一郎医師は、70歳をすぎてから 外科医をやめて在宅医に転身されておりますよ。