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吉島での多職種連携

2015年11月30日

土曜日は、吉島地区 多職種連携会議でした。
医療・介護・福祉・行政などが一堂に会し
顔の見える連携を作っていくための会合です。
吉島地区では、5回目の開催です。
広島市内、あるいは県内でみても
トップを走っているという自負はあります。

今回は
退院前カンファレンスをうまくおこなうためには
というテーマでした。
とくに今回は村上須賀子先生をお招きして
カンファレンスの極意
の一端を教えていただきました。
もう少し村上先生の講演時間が欲しかったですね。

顔の見える関係、って言うけど
具体的には どういうものか?
それは「無理の言える関係」ということです。
そのためには
相手個人について知ることも必要ですし
相手の所属する職種・組織について知ることも必要です。
研修会の後の懇親会が 大いにその役割を果たします。
会議参加者の半数以上が懇親会に出席し
話がはずんで料理がだいぶ残ってしまうほどでした。

病院勤務医の参加は、土谷病院から2名、吉島病院から1名。
そのまま懇親会にも御参加くださいました。
在宅との連携について、病院側の意識は変わりつつある、
時代は変わりつつあります。
また来年も開催しますので、関係の方はぜひ御参加ください。

さて私はというと
懇親会の後、いったん帰宅したあとで
グループホームでの看取りがありました。
そのグループホームでの、はじめての看取りです。
若い介護職員の方々は、看取りなんて自分たちに出来るのだろうか、と
ずいぶん心配されておりましたが
苦しむことなく、静かに安らかに亡くなられるという経験をすることが出来ました。
住み慣れた場所で最期まで支える。
施設職員の方々に、大いに自信になったことと思います。

はじめての看取り。
最初の1例目の経験がとても大事です。
安らかな最期で、当方もほっとしているところです。

三次ワイナリー 秋ワイン
吉島地区 多職種連携会議の懇親会で みんなで飲んだワインです

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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

心に残る出会い75 息子を育成してから亡くなったOさん

2015年11月29日

毎月、最終日曜日は 心に残る出会いです。

Oさんは92歳。
最期は娘にみてもらおう、と思っていたのですが
娘さんのほうが先に亡くなってしまい
建設業の息子さんと二人暮らしになっていました。
息子さんが小さい時から ずっと変わらず
息子さんのために食事や弁当を作ったりしていたのですが
Oさんは次第に足腰が悪くなり動けなくなってきたのでした。
買い物に行くことも出来ません。
そこで息子さんに買い物を頼むのですが、
これまで息子さんは家事というものをしたことがありません。
腹が減れば焼き肉弁当を買ってきて食べればいい、という生活をしてきていたのです。

「にんじんを買ってきて」と頼むと
しなびた人参を1本 買ってきます。
一番上にあったから、と。
しなびていない、普段見ている形の人参はなかったのかと聞くと
それは たくさんあった、と。

Oさんは、息子に面倒をみてもらうようになるとは思わなかった、
息子さんもまた 親をみるようになるとは思わなかった、と。
ああ、私は息子に何も伝えてこなかった、とOさんは悟りました。
それからというもの、
Oさんは 息子さんにあらゆることを教え、伝えていくことにしたのでした。
肉だけじゃなくて野菜も食べにゃ、いけんのんよ。
さすがに息子さんが毎日バランス良い食事を作ることは出来ませんので
それからは配食弁当を手配することになりました。

Oさんは、ベッド回りの移動しか出来なくなってきました。
息子さんは自宅を改築し
ベッドからそのまま仏壇が拝めるような作りにする、
ベッドから車いすに移れば そのままトイレまで行ける、など
Oさんのために いろいろがんばってあげていました。

尿路感染や肺炎で何度か入院を繰り返した後、
Oさんは もう入院はイヤだと言うようになりました。
訪問診療のたびに、先生 私はもう病院に行きたくないんじゃ、頼むよ、
とお話されていました。
ベッドの横にお姉さんが迎えに来た、ほら、そこに、
ということもありました。
(お母さんが迎えに来た、という人は時々いますが
お姉さんというのは珍しいです)。

次第に食べる量、飲む量が減っていき
Oさんは眠るように亡くなられました。

Oさん、息子さんは ようがんばっちゃったですね。

こぱん亭 デザートはフレンチトースト
緩和ケア薬剤師お気に入りの一品です。
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

黒田投手には現役続行を期待

2015年11月28日

寒いですね。
吐く息が白いです。

さて、カープ。
マエケンについてのカープ球団からの回答が来週。
黒田投手の意向表明が再来週となっています。
黒田さんは、自分の決断がマエケンの去就に
何も影響をおよぼさないように配慮して
再来週という日程を提示したのでしょうね。
(黒田引退! となると、 マエケン辞めないで! になりますから)

マエケンは大リーグへ、黒田投手は現役続行、
というのが 常識的な決着だとは思いますが
球団側がきちんと誠意をもって対応するかどうか、なんでしょうね。

さて、
先週には 毎日のように退院前カンファレンスに参加しました、
ということはお伝えしました。
退院前カンファレンスをおこなえば、
次のステップは 「退院し家・施設に帰ってくる」、
ということになります。
ということで
先週から今週は
退院して家・施設に戻って来られた方の訪問診療が
毎日のように あります。
はじめておうかがいする家・施設も多く、
まずは医師として身体状況の把握をすることは当然ですが、
ほかにこれまでの本人・家族の歴史、居住環境・生活環境、支援の状況などを
確認することも大切なことです。
初回の往診・訪問診療には とても時間がかかります。
とくに、原爆の時にはどこにおられたか、というのは
必ずお聞きするようにしています。

たかの橋 こぱん亭 タンシチュー
煮込んだ肉料理は絶品です
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★新型インフルエンザ情報
昨日は全自治体が参加しての訓練だったそうです。

全自治体が訓練参加=国内流行想定、新型インフル―政府
時事通信 11月27日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151127-00000037-jij-pol
政府は27日、新型インフルエンザの発生に備えた訓練を行った。
国内で流行が拡大した事態を初めて想定し、全ての都道府県と市区町村が参加した。
訓練は対応方法を定めた特別措置法の施行後3回目で、今回はH7N9型鳥インフルエンザが国内でまん延した段階を想定した。

あなたの市町村では、どのように取り組まれていますでしょうか?

在宅医療の多職種勉強会

2015年11月27日

寒いですね。
吐く息が白いです。

さて、カープ。
マエケンについてのカープ球団からの回答が来週。
黒田投手の意向表明が再来週となっています。
黒田さんは、自分の決断がマエケンの去就に
何も影響をおよぼさないように配慮して
再来週という日程を提示したのでしょうね。
(黒田引退! となると、 マエケン辞めないで! になりますから)

マエケンは大リーグへ、黒田投手は現役続行、
というのが 常識的な決着だとは思いますが
球団側がきちんと誠意をもって対応するかどうか、なんでしょうね。

さて、
先週には 毎日のように退院前カンファレンスに参加しました、
ということはお伝えしました。
退院前カンファレンスをおこなえば、
次のステップは 「退院し家・施設に帰ってくる」、
ということになります。
ということで
先週から今週は
退院して家・施設に戻って来られた方の訪問診療が
毎日のように あります。
はじめておうかがいする家・施設も多く、
まずは医師として身体状況の把握をすることは当然ですが、
ほかにこれまでの本人・家族の歴史、居住環境・生活環境、支援の状況などを
確認することも大切なことです。
初回の往診・訪問診療には とても時間がかかります。
とくに、原爆の時にはどこにおられたか、というのは
必ずお聞きするようにしています。

たかの橋 こぱん亭 タンシチュー
煮込んだ肉料理は絶品です
P1030486.JPG
★新型インフルエンザ情報
昨日は全自治体が参加しての訓練だったそうです。

全自治体が訓練参加=国内流行想定、新型インフル―政府
時事通信 11月27日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151127-00000037-jij-pol
政府は27日、新型インフルエンザの発生に備えた訓練を行った。
国内で流行が拡大した事態を初めて想定し、全ての都道府県と市区町村が参加した。
訓練は対応方法を定めた特別措置法の施行後3回目で、今回はH7N9型鳥インフルエンザが国内でまん延した段階を想定した。

あなたの市町村では、どのように取り組まれていますでしょうか?

東京物語

2015年11月26日

広島が舞台になった映画は
見ておきたいと思いながら
なかなか実現できていないものも多いです。
東京物語も、部分的には見たことがありますが
通して見たことはありません。
尾道に住んでいたこともありますので
ぜひ見ておきたいと思っている映画なのですが。

DVD購入して、年末年始に見ますかねえ・・・。

主演の原節子さん、95歳で肺炎で死去された、とのことです。
高齢者の死因1位は肺炎です。
肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチン、
ぜひ接種よろしくお願いいたします。

こぱん亭 広島かきバター炒め
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★新型インフルエンザ情報
船橋市などをはじめ、新型インフル対応訓練が継続して実施されているようです。
訓練を続けていないと、イザという時に動けません。
広島は、どうでしょうか?

マエケンの大リーグ移籍

2015年11月25日

昨日は、
マエケンが球団側に大リーグ移籍希望を伝えた
というニュースが流れました。
球団側の可否判断は来週中になるそうです。

引退直前になって大リーグに挑戦しても
あまり活躍は出来ません。
行くなら若い時に行かねば。

大リーグで活躍してもらって
最後、カープに戻ってきてもらいましょう。
マエケンは1年間待ったわけですから
今度は気持ちよく送り出してあげたいですね。

こぱん亭 スモークサーモンのサラダ
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

退院前カンファレンス

2015年11月24日

休日を費やしてのパソコンの設定も無事に終わり。
パワーポイントなど動作確認も終わりました。
軽いので講演会などに持参するのも、楽になるでしょう。
あとはプロジェクタとの接続テストがまだですが
最近の機種は特別な設定しなくても 繋ぐだけでOKのことが多いので
まあ大丈夫かな、と思います。

さて
先週前半は、毎日のように
「退院前カンファレンス」に呼ばれ、参加しています。
病院での入院治療 一段落が見えてきて
そろそろ在宅へ、あるいは元の施設へ
という時期に
病院側と在宅診療側(医療、看護、介護、福祉等)が集まって情報交換をおこないます。
これが 退院前カンファレンス です。
本人や御家族も参加していただき
今後の希望など自分の思いについても遠慮なくお話ししていただきます。

病院の先生方は忙しい。
カンファレンスに30分程度 時間を費やすのは
無理、あるいは時間のムダ、
と考えておられた方が多いと思います。
今週の退院前カンファレンスは、病院主治医も毎回参加されています。

うまく在宅チームにつなぐ。
病院側の認識が少しずつ変わってきたようですね。
うれしいことです。
「あとは在宅チームにお任せください」、と
自然体で言えるように
私たちもがんばらなくては。

連休明けに退院、という予定となった方もおられます。
今日からしばらく忙しくなりそうです、がんばりましょう。

昨夜は たかの橋方面に出かけて夕食。
祝日は営業していない店も多くて。
こぱん亭にしました。
ランプステーキ
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

サンフレいいですね!

2015年11月23日

サンフレ、いいですね!
佐藤選手も最多得点に並ぶことが出来て 最高。
来年は新記録ですね。
サッカースタジアム、作らないといけないですね。
広さからすると宇品地区しかないと思いますけど、周辺に飲食店街はないし
土日の試合では大渋滞まちがいないですから、どう解消を図るか、ですね。
まあ、マツダスタジアムだって
大半の人は広島駅に向けて歩いて往復するだけであって
途中に飲食店が出来ても、中にはいる人は少ない。
バスや電車で市内中心部方面、広島駅方面に
いかに流していくか、ということですね。
臨時駐車場は競輪場を使用すればいいかな、これくらいの距離は歩く距離でしょう。

昨日は、海を見に行くことにして御手洗へ。
東広島呉道路をはじめて通ってみることにして行ってきました。
70km制限ですが、制限速度より遅い軽トラが走っていたりして
なかなか快適には走れません。
まあ、スピード違反でつかまるよりはいいか、というところ。
広島空港方面と呉の接続は便利になったでしょうね。
冬は路面が凍結しそうでイヤだな、と思いました。
私どもが利用する機会はほとんどないかな。

カンセンジャー 広島バージョン
岡山バージョンとは背景が違っています。
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

広島で食中毒 記事から受けるイメージが違いすぎる

2015年11月22日

今朝の広島市は天気悪いですね。
連休の外出は どうしましょうか・・・。
講演会や出張に持っていく小型ノートパソコンですが
動作が遅く イライラすることも多くなったので
windows10搭載の新型に買い換えました。
13インチで、重量は800gを切っています。
メチャ軽です。
これは講演会に持っていくのも楽になりそう。
パソコン設定の2日間となりそうです。

さて、
食中毒のニュース。

広島の旅館で125人食中毒 自粛要請応じず被害拡大
朝日新聞デジタル2015年11月21日
http://www.asahi.com/articles/ASHCP470ZHCPPITB00P.html

この問題では2つ、考えてみます。

***
広島市中区の旅館「世羅別館」が、食中毒症状を訴える宿泊客が出た後、市からの食事提供の自粛要請に応じず、被害が広がっていたことが21日、市などへの取材で分かった。
***

食中毒の原因は、全部 解明できるとは限りません。
どうやら〇月×日の▲店の食材△△が食中毒の原因として疑わしいが
結局原因は特定できなかった、病原体も検出されなかった、
ということは多いです。
まして
原因菌/物質が特定されたケースであっても
どこからかその原因物質が来たのか(食材に付いてきた物か)
それとも職員が持ち込んだ物なのか、なんて
感染経路までたどりつけることは なかなか容易ではありません。

病原体が証明されなくても、現に同じ食中毒症状の人が
共通の店・食事・食材で出ていれば
それはやはり食中毒であるとみなし対応をすべきです。

真相は、すぐに判明するとも限りません。
細菌検査だって、ウィルス検査だって
結果が出るまで数日かかることは普通。
疑わしきは いったんそこでストップ。
食事の提供・調理場の使用をやめ、徹底検査および消毒。
これが被害の広がりを防ぐ鉄則です。

今回の世羅別館は、
鉄則を守っていなかったことになります。
責任者は、保健所の講習などを受けていたはずなんですが
そこは どうだったんでしょうかね?
店の指揮系統が問われる事例だと思います。

もう1点。
報道により、世羅別館の対応で 私たちの受けるイメージが違いすぎること。
上記朝日新聞では
世羅別館はホームページで宿泊客に謝罪し、補償について「誠心誠意対応させていただく」としている。
となっています。
これは、普通の対応 のように思えます。

これに対し同日の毎日新聞によると
世羅別館の従業員は取材に対し「弁護士に任せているのでコメントできない」としている。
となっています。
これでは
なんてひどい旅館なんだ、こんな旅館つぶれてもかまわない、
と思ってしまうでしょう。

どちらが正しい報道なのでしょうか?
どちらも正しいのでしょうか?

どちらも正しいとしたならば
我々の記事から受けるイメージを どのように操作しようとしているのか
記者、デスク、会社の報道姿勢が問われるような気がします。

これに対し私たち市民には、
1つの記事をうのみにしない姿勢が大切ということだと思います。

カンセンジャー 岡山バージョン
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

ぬーべー先生?

2015年11月21日

市内あちこちで渋滞ですね。
えびす講とドリミネーションですので、仕方ない。
往診・訪問診療のさいに、移動に ふだんより時間がかかる場合もあり
時間が読みにくくなっております。
できるだけ御迷惑をおかけしないよう がんばります。

さて、
往診・訪問診療先で患者さんの診察をするときに
手が冷たいと いけません。

手を暖めておく、何か いい方法はないか、と
今 試しているのが 電熱手袋。ネットで購入。
本来はバイク用のようで
けっこうゴツイ感じはあります。
使っているうちに ちょっと なじんできたようで
指を曲げるのはだいぶ楽にできるようになってきました。

診察時には もちろん手袋は はずしますが、
患者さんの家に着くまで
ずっと片手は電熱手袋を装着したままです。
ぬーべー先生か?

スキーにも使えるような気がしています。
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★インフルエンザ情報
広島県の ひろしまCDCの情報が
10月30日から更新されていません。
新しい情報(学級閉鎖など)を新聞記事で知るようでは、どうなものなんでしょうね。
速報性も期待したいものですし
せめて毎週の更新は必要かと思いますが。

082-241-6836(代表)

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