メルトダウンの次は
福島原発1号機の現状は、
燃料棒がメルトダウンして容器の底にたまっている状況。
容器の底にたまっている水のおかげで何とか冷却できています。
でも、水を大量に注ぎ込んでいても漏れていて
容器に少し水がたまる程度。
ここでもし余震、停電その他で水を大量に注ぐ作業が止まってしまえば
燃料棒の熱で水は蒸発して無くなり、
水が無くなれば冷却できなくなり、
そうなると燃料が一塊となり高温になって容器の底が抜ける。
チャイナシンドロームですね。
水が無くなれば放射線を止める(遮蔽する)ことができなくなり
再臨界もおこる。
もちろん作業員は近づけない。
水が無いので放射性物質は大気に出っぱなしになる。
これが最悪のストーリーです。
福島原発のすべては水が握っています。
子どもや妊婦の計画避難が、ようやくはじまるそうです。
中国新聞5月14日
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201105140061.html
記事によれば
村は4月22日に政府から計画的避難区域に指定されたが、菅野村長は「あまりに一方的で、村の実情が分かっていない」などと批判した。
ということですが、
わかっていないのは村長のほう。
すでに福島県だけでなく各地に放射性物質は降り注いできています。
もちろん福島県内が高濃度なわけです。
政府の決めた放射線基準値を超える農産物、水産物が次々に出ています。
校庭で児童が遊べないほどのレベルになっています。
派手な爆発は続いていませんが、
福島の原発震災は現在進行形なのです。
村民の健康を考えるなら、
早く村民を避難させろ、早く安全な疎開先を用意させろ、
と県や国に要求するのが村長の役目のはずなんです。
政府に言われてイヤイヤ避難する、というのでは遅い。
村長は、これまで東京電力の言ってきた原発安全神話に まだだまされているのでしょうか。
福島県でお子さんをお持ちの方々へ:避難という決断とその支援について
4月23日に書かれたようですが、
行政はそれから3週間、まったく動いていなかったわけです。
http://fukugenken.e-contents.biz/information01
遠くの広島で出来ることは、
少しでも早く、少しでも多くの疎開を受け入れること、もその一つ。
広島県や広島市での避難民の受け入れは今はどうなっているのかな?
今週の花
これって何のお花ですか~?
しらんのんよ
「シラン」でした
★インフルエンザ情報
今シーズンのインフルエンザ情報は、もうほとんど出なくなりました。
何か情報があった時だけの情報提供にしたいと思います。