ケジャンで寄生虫病
院長はキムチが大好きで、
とくに寒い季節にはよく食べます。
日本人向けの味付けのキムチ(例:牛角キムチ など)にしていますが、
本場のキムチ として販売されている中には、エビ類、イカなど
いろいろ漬け込んであるものがあります。
好きな人にとっては おいしいのでしょうが・・・。
本日のお勉強
喀痰・胸水中より虫卵を認めたウエステルマン肺吸虫症の1例
日本呼吸器学会雑誌 2009年12月号
関西医科大学第一内科 谷尻 力 先生ほか
要点
血痰、胸水、多発結節陰影を認めた。
生カニをキムチ漬けにしたケジャンを食べていたことが原因であった。
昨今のグルメブームによる食の多様化、国際化により、
本来の流行地以外でも発症が増えることが予測される。
生の食材、とくに淡水の生き物には、寄生虫がいると思っていた方がよいです。
ウエステルマン肺吸虫という寄生虫は、
ヒトに感染すると肺に定住します。
上海ガニによる集団感染も報告されているそうです。
院長は舟入病院に勤務していた経験があり、
食中毒の患者を多数体験するとともに
食中毒のこわさは身にしみて体験してきています。
各地の珍味を味わうグルメブームの是非はともかくとして、
生の食材、とくに原材料がよくわからない物にはくれぐれも用心が必要です。
妊婦、こども、高齢者、持病のある人は
「グルメ食材」は極力避けて下さい。
胡町さかい の 揚げにんにく。
大粒のにんにくで、ほっくりと揚がっています。
ニオイものこらないので、おすすめ。
★新型インフルエンザH1N1情報
インフル患者、3週連続で減少―全都道府県が定点当たり10未満に
2月19日12時41分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100219-00000004-cbn-soci
昨年7月20-26日の週以来、約7か月ぶりに全都道府県が10を下回った。
警報レベルを超えたのは4保健所(福井2、静岡と福岡各1)、注意報レベルのみを超えたのは4保健所(北海道、東京、埼玉、佐賀各1)
全国的にみても、広島についてみても、感染者数は減っていますね。
その後、今のところB型インフルエンザの大きな増加もないようです。
昨日 広島市医師会夜間急病センターで勤務してきましたが、
インフルエンザ検査を数人しましたが陽性の人はいませんでした。
引き続きうがい・手洗いはしっかりお願いします。