抗体検査は受けなくてよい
学校もはじまりそうですし、いいことだと思います。
近所の飲食店は、今月末まで休業予定だったところ、短縮して本日から再開とのことです。
ただし、警戒はまだ必要です。というか、ずっと必要。
吉島エリアではない別の小学校エリアですが
公園で子供たちが密集して遊んでいるのを見ました。
子どもが密集するのは 仕方ないといえば仕方ないことなんですけども。
次の感染拡大のときに ビシッと自宅待機・三密を避ける行動がとれるかどうか、です。
前回も大丈夫だったのだから、これくらい平気・・・、といって緩むのが 一番怖いです。
さて、
抗体検査ですけど。
抗体があれば、すでに数週間前に感染した証明、にはなると思いますが、
抗体がなければ感染していない、とは言えません。
感染して ある程度の時間がたたないと 抗体は出来てこないからです。
それは数日かもしれませんし、数週間かもしれません。
その間は 感染していても、あるいは現に患者・ウィルス保有者であったとしても 抗体検査は陰性です。
ですから
抗体検査で「感染していない証明」は出来ないんです。
つまり、以下は ニセ医学ニュース、という見出しになります。
大阪のクリニックが“感染していないことを証明”するための『抗体検査』実施
MBSニュース 2020/5/12
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200512/GE00032962.shtml
記事の中でクリニックの医師も 抗体検査で陰性の証明にはならない、と言っています。
MBSさんも、「珍しいことをセンセーショナルな見出しで報道する」のではなく、
きちんと 内容に沿った見出しをつける、とか
あるいは 基本を繰り返し報道されるのが いいんじゃないか、と思います。
この記事は完全にミスリードで、医療分野の記者・デスクの関わっていない記事でしょう。
感染後に いったん陰性になった人の 再陽性 が どんどん報じられてきています。
検査エラー(偽陰性や偽陽性)の話でないとすると
抗体があったとしても 再度 感染してしまうウィルス なのかもしれないです。
現時点で 抗体は 「次の感染を防げる」という指標とは限りません。
もう少しデータが積みあがらないと、何とも言えない。
抗体が陽性? だからどうした!(なんの役にも立たない) という可能性もまだあります。
というわけで
今の段階で 一般市民は抗体検査を受ける意義はない、と言ってよいでしょう。
受けるとするならPCR検査か抗原検査です。
そして 偽陽性や偽陰性という「検査の限界」があることを 知っておきましょう。
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山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
https://www.covid19-yamanaka.com/index.html